2025年04月10日

エジプトビール 「ステラ」

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エジプト旅行中、ビールはホテルにて「ステラ」

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アルコール度数4.46%

味はさっぱりとしており、暑い日にごくごくいけるビールです。

1990年あたりまでは味が安定しておらず、評判はあまり良くなかったようですが、今は改良され品質は改善されたようです。

 エジプトはムスリムの人が多い国で、ムスリムはアルコールを飲まないため国内で飲むのは少数のキリスト教の人と外国人旅行者のみです。

なので、発展が遅れたのではないかと思われます。ビールの歴史を生んだ国で飲むのは良いものです

posted by かめ忍者 at 22:12| 栃木 ☁| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月07日

古代エジプトの「青いカバ」

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青いカバが幸せを呼ぶ?
大エジプト博物館のお土産屋さんで購入

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さかのぼること " 紀元前2000年前 " 
「エジプト」


古代エジプト人にとって、


カバは「守り神」だったそうで、
カバは、見かけはおっとりと穏やかな動物に見えるけど、実はとても縄張り意識が強く、危険な動物らしい。アフリカでは、ライオンよりカバに襲われて死ぬ人の方が多いと、前に聞いたことがある。

古代エジプトでカバは『破壊と創造』両方の意味を持つとされ、お守りや魔よけとして墓に埋葬されたみたい。

そして『エジプシャンブルー』と呼ばれる、緑がかった美しい青い色。


当時、砂をすり潰した物に、植物の灰などを混ぜて焼いた「ファイアンス」と呼ぶ、


" エジプト独特の焼き物 " をカバの形にして、

エジプトの貴石 " ターコイズ " で釉薬を塗ったそうで(なので青色)

それを、

「王家の副葬品」として埋葬したそうです!

と言うのも、

古代エジプトの死生観に起因していて、

" 輪廻転生 " を信じられてた当時、
(魂の入れ物 " ミイラ作り " が盛んになってたように)

来世で王を守ってくれると願いを込めて、
一緒に埋葬したそうです(゚o゚;;

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青いカバには
ナイル川流域の " 植物 " や " 鳥 " の模様が
描かれています( ・∇・)

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この青いカバ
世界中の🇪🇬古代エジプト系の博物館には、この兄弟がいるようです🦛💙
ニューヨーク メトロポリタン博物館
イギリス 大英博物館
フランス ルーブル美術館
にあるらしい!

私が買ったのは、大エジプト博物館から出ているオリジナルグッツの青いカバ

なんと!日本の『中近東文化センター』にも青カバがいるんだって☆ここは三笠宮崇仁(みかさのみやたかひと)殿下と、出雲興業の創業者が協力して開館。こりゃいつか生で観たい☆でも、ちょっと行きにくそうな場所だな^^;

公益財団法人 中近東文化センター
完全予約制で、しかも祝日を除く月曜、火曜、水曜、金曜の午前10:00〜午後5:00しか開館していない為、本物のルリカも貸し切りで見学できる率がとても高いのでお薦めです。

ちなみに、日本の青カバは『ルリカ』。

メトロポリタン美術館『ウィリアム』
ルーブル美術館『ヒッポ』
中近東文化センター『ルリカ』
大英博物館『名無し』

posted by かめ忍者 at 19:45| 栃木 ☁| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月05日

大エジプト博物館GEM

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待ちに待ったギザの「大エジプト博物館」が2025年7月3日にグランドオープンするというニュースも発表され注目を集めてます
今回は2025年3月に訪れたプレオープン中の「大エジプト博物館」を見学してきました
大エジプト博物館Grand Egyptian Museum、通称GEM(ジェム)は、エジプトの重要な文化財を各地から10万点以上も集めた世界最大級の博物館として、2012年から建設が始まりました。場所は首都カイロ近郊のギザ。三大ピラミッドのほど近くに立っています。敷地に近づくと目に飛び込んできたのは、外壁に日本語で記された「大エジプト博物館」の文字! 建設にあたっては国際協力機構(JICA)を通じて多大な日本の支援が入っていることから、外壁だけでなく一部の展示物にも日本語が併記されています。これは日本人にとって嬉しいポイントですね。

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ラムセス2世の名が刻まれた底がのぞけるオベリスクも必見

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館内に入ると、目の前にはドーンとそびえるラムセス2世の立像が! メンフィスで発見されたこの像、以前はカイロのラムセス駅前に置かれていましたが、大エジプト博物館のために8時間かけて移送したのだとか。
ちなみに立像の左足が一歩前に出ているのは、生きている頃に作られた証。亡くなってから作られた像は両足が揃っているので、見学のポイントとして知っておくとより楽しめるはず。

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 セベクエムサフ1世の石柱とまぐさ石


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巨大なラムセス2世像を拝みながら館内の奥へ進むと、さまざまな神やファラオの像が連なる階段が延びています。その数なんと60点超

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アメン神とムトの像
これだけボロボロなので印象に残る

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今でも色あせない、美しい装飾品に目をうばわれます。

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ツタンカーメン 一神教から多神教に戻ったことを現わす石像

ツタンカーメンの父であるアクエンアテンは太陽円盤の神であるアテンのみを崇める一神教を信じていました。

 しかし、エジプトではずっと、太陽神ラー(アメン=ラー)を中心とする多神教であったので、民衆は一神教に反発したため、ツタンカーメンは元の多神教に戻しました。

それを表している石板だとか。

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ハトシェプスト女王のひざまずく像

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ミイラの木棺も多数展示されている。棺内部の装飾も見事(たぶんグレコ=ローマン時代の棺)

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カノプス壺(ミイラを作る時、臓器を入れていたもの)

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ツタンカーメンの黄金のマスクなどを移し、最終的には10万点以上を収蔵する世界最大級の博物館になる予定らしい。


【古代エジプト史の概略】
@先王朝時代
紀元前3,500年頃には古代エジプトは上エジプト(カイロ南部〜アスワン)と下エジプト(カイロ以北のナイルデルタ地帯)それぞれに王朝があった。
A初期王朝時代
紀元前3,000年頃に上エジプトのナルメル王(Day7でも紹介予定)が下エジプトを征服し、初期王朝を建国。メンフィス(現在のギザ近郊)を首都とした。

B古王国時代
紀元前2,686年頃、ジェゼル王の階段ピラミッドを皮切りに多数のピラミッドが建設されるようになった。クフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドが作られたのもこの時代であり、古王国時代と呼ばれる。

C中王国時代
古王国時代終盤には地方州(ノモス)の州侯が離反し戦乱の世となるが、紀元前2,040年頃メンチュへテプ2世がエジプト全土を再統一する。首都はテーベ(現在のルクソール)に置かれ、中王国時代と呼ばれる。

D新王国時代
その後、再び統治が揺らぎ下エジプトはヒクソスに支配されるが、紀元前1,570年頃にイアフメス1世が滅ぼし、エジプトを再統一する。この時代は新王国時代と呼ばれ、古代エジプト文明が最も栄えた。ラムセス2世やツタンカーメン、ハトシェプスト女王はこの時代である。

E末期王朝時代
紀元前1,069年頃からアッシリアやアケメネス朝ペルシアの征服を受けるが、紀元前332年にアレクサンドロス3世が占領し、ファラオとして認められる。

Fプトレマイオス朝時代
アレクサンドロス3世の死後、紀元前305年に後継者であるプトレマイオスによって建国。紀元前30年に、後の初代ローマ皇帝となるオクタウィアヌスによって滅亡。クレオパトラ7世はプトレマイオス朝最後の女王だ。古代ギリシャからローマへの過渡期でもあり、美術史上はグレコ=ローマン(Greco-Roman)時代とも称される。

※厳密には各時代の間に戦乱の時代である中間期が存在する。

posted by かめ忍者 at 19:53| 栃木 ☁| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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