2025年03月30日

クフ王のピラミッド

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ギザの3大ピラミッドの一番大きな

クフ王のピラミッド


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クフ王、その息子・カフラー王、さらにその息子・メンカウラー王、3世代に渡って建設されたピラミッド群は「ギザの三大ピラミッド」と呼ばれています

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これらのピラミッドは、メンフィスとその墓地遺跡 - ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として、1979年に世界遺産にも登録されました

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3つの中で、最大のピラミッド「クフ王のピラミッド」の高さは建設当時の高さが146m。(現在は、頂上部がなくなり137m)

建造されたのは、紀元前2550年頃。平均2.5トンの石を、約230万個、210段も積み上げて造られています。


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クフ王のピラミッド内部へ入ります。ガイドさんは入場できない、ということで、内部についてピラミッドの麓で説明を受けます。

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ピラミッド内ではカメラ持ち込み禁止ですが、スマートフォンはOK

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かがんだ姿勢のまま、急な上り坂を30m弱歩きます
大変…
狭くて、観光客で渋滞してしまい一瞬心が折れて
「戻る!」の発言に
喝!入れられ
気を取り直し進みました

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そして「王の玄室」

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玄室内は、壁も天井も、石棺も花崗岩でできています。

クフ王が埋葬されたと考えられている部屋ですが、石棺以外は何もない非常にシンプルな場所。

副葬品なども、この玄室からは見つからなかったと考えられています。

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最大のピラミッドを作ったのに、現在見つかっているクフ王の像は、考古学博物館にある小さなもの一つだけ。
これ ↓
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どれぐらい小さいかと言うと、これぐらい。

ちっちゃ!

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超巨大なピラミッドとは対照的に、わずか7.5pの像しか見つかっていないというのもまた、興味深いミステリーです。
 
posted by かめ忍者 at 21:19| 栃木 ☔| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月27日

赤のピラミッド @ダハシュール

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ダハシュールの赤のピラミッド観光

広大な砂漠にいくつものピラミッド!

あとね、ガラガラなんだよ!
誰も観光客はいませんでした

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屈折ピラミッド同様スネフェル王のピラミッドです!

メイドゥームにも崩れピラミッドを建築してるし、多数のピラミッド建設してるよう

スネフェル王は、この赤のピラミッドの前に「屈折ピラミッド」(先にした紹介)を建造していますが、そのピラミッドは、当初積んでいた石の角度が急すぎて重量に耐えられなくなり、途中から角度が変わっています。

その変わったあとの角度が43度。そこで学んだことを活かし、この赤のピラミッドは最初から43度の角度で建造されています。

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初の真正ピラミッドと言われています!

美しい三角形ですね! 

表面の花崗岩が赤く見えるので、赤のピラミッドと呼ばれています!
私には赤く見えませんでしたか……
 
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私はピラミッドの中には入らなかったのですが、入り口の写真だけ

高さが104m、底辺が218m×221mあるピラミッドで
クフ王、カフラー王のピラミッドに続いて3番目に大きいそう

posted by かめ忍者 at 01:00| 栃木 ☀| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月26日

屈折ピラミッド @ダハシュール

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ダハシュールにある屈折ピラミッドに行ってきました

ギザにある世界最大のピラミッドを建築したクフの父親・スネフェル王のピラミッドです。

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高さは105m、底辺は189mと、同じくダハシュールに築かれた赤いピラミッドと同じ高さであるものの、こちらのほうが年代が早いとされていて、途中で傾斜角度が変わっているのが特徴。

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上部が43度22分、下部は54度27分となっていて、これは製作途中に同時期に建造していたピラミッドが崩れたため、工法を変更したという説もあり、何かしら崩壊の可能性があったとされています

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他のピラミッドに比べて、周囲に覆われていた岩の化粧版が下部に多く残っていて、当時の雰囲気も見られるというのも独特。

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ピラミッドの角が欠けているのは、岩泥棒が多かったそう・・・?
風化により消滅したり、盗まれたりしたんだそう
しかしいつどこの部分が誰にというのは分かっていません。なにせなん千年もあるので、次第に失われていきました。

そういうあっしも・・・? (*`▽´*)ウヒョヒョ

posted by かめ忍者 at 20:17| 栃木 ☀| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月25日

メンフィス博物館 (エジプト)

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メンフィス博物館
メンフィスは、古王国時代の首都で、テーベ(ルクソール)に都が遷り、衰退したが、ペルシャ時代に復活し、ローマ時代には、アレキサンドリアに次ぐ第2の都市として栄えた。
そこにあるのが、メンフィス博物館。

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アラバスター製のスフィンクス像。
長さ10m。
1912年に発掘されたそうだが、エジプトで、一番保存状態がいいスフィンクスと言われている。
鼻やあごひげも綺麗に残っており、全体のスタイルも美しい。
これはハトシェプスト女王のものと言われています

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屋外展示

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メンフィス博物館、屋内展示場入り口

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メンフィス博物館内、ラムセス2世!巨大な石像
この対の像も保存状態が良く残っており
現在は大エジプト博物館にあります

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ラムセス2世の巨大な石像。1992年のカイロ地震で倒壊して足が破損、そのままの状態でメンフィス博物館で展示されることになった、とのガイドさんの説明。

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名前を変えられないように、体の各所に名前を掘るのだそう…

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綺麗な横顔

うつ伏せに倒れ砂に埋もれたため背中は風化しましたが

前面は綺麗な状態で見つかったそうです


場所は↓ここ

posted by かめ忍者 at 13:55| 栃木 🌁| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月20日

ジェセル王 「階段ピラミッド」

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階段ピラミッドを建造したジェセル王(またの名をネチェリケト王)は、もう一つ前の第3王朝の時代の王です。

階段ピラミッドは、紀元前2680年頃の建造。

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ここには、階段ピラミッドに加え、周壁や葬祭殿、列柱室などの建物が残っていて、ピラミッドコンプレックス(複合体)として残る遺跡を見学することができます。

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神殿を巡って列柱室を色々見ましたが、ピラミッドが最古なら、この列柱室もここが最古。

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下部は綺麗に修復されていますが

修復前はピラミッドの内部が

見えていたそうです


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ピラミッドが建造される前、エジプトでは「マスタバ」と呼ばれる長方形の墳墓が造られていました
階段ピラミッドは、高さ8メートル、長辺63メートルのマスタバ墓をもとに、6段重ねられ、新しい「ピラミッド」という形の墳墓を作り出しました。

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本来の正規の入り口は北側にありますが、内部入場ができる様になったのは反対側の南の入り口。

階段ピラミッドの玄室へ通じる入り口は、クフのピラミッドなどとは異なりピラミッド本体にではなく、葬祭神殿の中に入り口があり階段を降りて入場

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ここは階段ピラミッド建設後約2000年後の第26王朝のサイス朝時代に掘られた「サイス朝の通廊」と呼ばれるもので、この入り口から通路が掘られ、奥にある大きくて深いシャフトに通じています

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そして通路の奥へ。

階段ピラミッドの最初のマスタバは高さ8メートル、長さ63メートルの長方形のマスタバだったのですが、このマスタバの下に埋葬室へ通じる深さ28メートルの四角いシャフトがあります。

と言う訳で、その深いシャフトの下を覗いてみたのですが、最初想像以上に深くて、ちゃんと柵はあるもののちらっと覗いてひえーとなり、心を落ち着かせてからもう1度下を覗いてみました。

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左手前は見えなかったのですが、左奥と右奥に他の通路へ続く階段があるのが見え、右手前側も階段っぽいものが見えて、階段ピラミッドの地下は迷路の様になっているらしいのですが、あちこちに通路が繋がっていて面白そうです。

地下にはエジプト考古学博物館やイムホテプ博物館に展示されている、美しいブルーファイアンスのタイルがあって、王位更新祭のレリーフもあるので、いつか見てみたいです。

posted by かめ忍者 at 20:57| 栃木 ☀| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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