2015年5月9日奉拝
埼玉県川越市小仙波町1ー20ー1鎮座
喜多院は、五百羅漢や正月3日のだるま市(初大師)で広く知られる。天長7(830)年、淳和天皇の勅により慈覚大師円仁により勅願所として創建された。
寛永15年(西暦1638年)の火災後の再建時には、時の将軍、徳川家光は、なんと江戸城紅葉山の客殿、書院などを移築し、未だに現存。
そのため、ここには何と、「徳川家光誕生の間」、「春日局化粧の間」と伝えられる物が残り、同時に、今では櫓・門を除けば失われてしまった、江戸城の建築物の遺構となっています。
日本三大羅漢の1つ
喜多院の五百羅漢は中央高座の大仏(おおぼとけ)に釈迦如来、両脇侍(わきじ)に獅子に乗った文殊菩薩と象に乗った普腎菩薩、左の高座に阿弥陀如来、右の高座に地蔵菩薩があり、大小の石仏像すべて合わせると538体です。このうち533体が羅漢像です。




