2016年05月04日

牛頭天王と蘇民将来

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牛頭天王(ごずてんのう)
仏教を起こされたお釈迦様の根本道場を「祇園精舎」と言い、この祇園精舎の御守護神が牛頭の姿であったことから、その存在を「牛頭(ごず)天王」と呼ばれています。

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奈良国立博物館蔵の牛頭天王

インド仏教の祇園精舎の守護神・牛頭天王は、中国に渡り、民間信仰の道教と習合する。そして牛頭天王は、道教の冥界の獄卒となる。また、道教と習合した仏教には、馬頭羅刹(めずらせつ)や閻羅王(閻魔)も登場する。その牛頭天王・馬頭羅刹が日本に伝来すると、それぞれ牛頭天王・馬頭観音へと変わっていった。

牛頭天王(ごずてんのう)は、日本の神仏習合における神ともなり、播磨国広峰山や京都東山祇園に鎮座する神であり、蘇民将来※1 説話の武塔天神と同一視された。
インドの祇園精舎の守護神とされ、祇園神という祇園信仰の神である。
神仏習合では薬師如来の垂迹であるとともに、スサノオの本地とされた。
疫病流行など不慮の災厄にさいなまれつづけた古代の人々が、既往の信仰・伝説とも結び合わせながら信仰の対象として育成し神格化していった、その代表的なものが祇園祭ではないでしょうか。


※1 蘇民将来(そみんしょうらい)とは日本各地に伝わる説話、およびそれを起源とする民間信仰
   単に護符そのものを指すこともある
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晴明紋

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蘇民将来の護符は、避疫の利益があるとされ、スサノオ(牛頭天王)と縁の深い寺社で頒布されている。護符は、紙札、木札、茅の輪、ちまき、角柱など、さまざまな形状・材質のものがある。また、単に「蘇民将来」といえば護符そのものを指すこともある。護符には「蘇民将来子孫也」「蘇民将来子孫之門」といった文言や晴明紋が記されていることが多く、家内安全や無病息災のお守りとして門口に吊されたり、鴨居に飾られるなどする。
posted by かめ忍者 at 18:09| 栃木 ☀| Comment(0) | 由来・伝説・いわれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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