東京都台東区上野公園7-47(上野恩賜公園 寛永寺)鎮座
上野精養軒に隣接する、大仏山というちいさな丘の上にあるパゴダ薬師堂には、お隣に釈迦如来の大きなお顔が祀られています。
数々の災難を生き抜いてきたということで縁起のよい「合格大仏」として多くの受験生の皆さんのシンボルとしても知られています。
人と比較すると大きさが分かりますね
この場所に最初に大仏が建ったのは寛永8年(1631年)、粘土に漆喰塗りの釈迦如来坐像だった。
その後、万治年間 (1660年) に青銅製の釈迦像となり、元禄11年 (1698年)には大仏殿も建立された。
その後、1647年の地震、1841年の火災、1855年の地震などの災難に見舞われ、首や顔などの部分が破損。その都度修復作業が行われました。
しかし、1923(大正12)年の関東大震災で4度目の崩壊、頭部が落下。
その後、胴体の部分は戦争の軍需資源として使用されたため、顔のみが残り この地から消えてしまいました。
しかし、昭和42年(1967年)関東大震災の50回忌にあたり上野観光連盟が願主となってパゴダ薬師堂を建立。
昭和47年(1972年)寛永寺に保管されていた顔面部がレリーフとして安置され現在のお姿となった
もうこれ以上落ちない上野大仏の悲しい歴史
御朱印は清水観音堂でいただきました。




