2016年11月13日

1804年創業の老舗が作る元祖日光酒饅頭! 湯沢屋

日光開山1250年と家康公の没後400年と沸いている日光に10月半ばと、11月上旬の紅葉が最盛時期に訪れました。

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二社一寺を巡って帰り道のお土産は、必ず文化元年(1804年)創業の老舗和菓子店の湯沢屋に寄り「酒饅頭」を購入して行きます。

大正天皇献上品にもなった、湯沢屋の酒饅頭。

湯沢屋の饅頭(元祖日光酒饅頭) 1個 120円

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饅頭は代表的な和菓子の一つとして日本中で親しまれ、こんにち様々な種類のものが存在しております。酒饅頭は、今やとてもメジャーな温泉饅頭や肉まん・あんまん等の中で、何か特殊な異端的な存在に思われがちですが、実は日本最古の歴史を持つ、言わば日本の饅頭の原点ともいうべき存在なのです。

饅頭の歴史は古く、中国の三国志で有名な諸葛孔明が南蛮征伐の折に暴れる河を鎮めるため、人間の頭部に代えて小麦の皮で肉を包みお供えしたものが起源と言われております。日本に伝わったのは鎌倉・室町時代、留学僧によって伝えられ、精進的な意味合いから中身の具材は肉ではなく穀類(大豆や小豆)になったということです。

糀(こうじ)の醗酵力を利用して小麦の皮を柔らかく膨らませる製法で、その製造工程が途中まで酒を造る工程に似ていることと、仕上がった饅頭も酒の香りがするので酒饅頭(さかまんじゅう)と呼ばれるようになりました。

このように日本の饅頭のルーツである酒饅頭の製法を受継ぎ、そこに独自の技法を加味し、文化元年の創業より聖地日光の地で二百有余年の長きに亘り代々造られてきたものが、湯沢屋のまんじゅう(元祖日光酒饅頭)です。
湯沢屋のまんじゅうは、日光の地で他の追従をゆるすことなく、近年まで【日光饅頭】と呼ばれ親しまれてたが、商標登録の制度ができ【日光饅頭】では登録が出来ないことから、【湯沢屋のまんじゅう】で商標登録しています。

湯沢屋のまんじゅうは、酒饅頭の命であります糀(こうじ)造りから始めまして、その自家製の糀でモチ米を醗酵させ、その絞り汁で小麦粉を溶き再び醗酵させます、そうして出来た生地で自家製の餡を包み最終醗酵させてから強い蒸気で蒸して出来上がりです。この製法は創業当時から変わらず、工程は糀造りから数えると延7日間も掛かかるそうです。

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まんじゅうの皮には独特の酸味があり、この酸味は、創業以来当店に住み続けている天然酵母と、自家製の糀が発酵する際に生成する各種有機酸によるものであり、この有機酸には、腐敗を防止する働き、食欲を増進させる働き等がある上、酒饅頭は醗酵食品ですので大変消化吸収が良く滋養に効果があると言うことで、昔から長寿菓子として珍重されているそうです。
さらに皮の酸味と餡の甘さのバランスが非常に良いので、甘い物の苦手な方にも、勿論甘党の方にもお口に合うんじゃないでしょうか。

酒まんの他
「日経プラスワン」全国水羊羹ベスト10にランクインしたという水ようかんもお薦めです。
さっぱりとした甘さのみずみずしい水ようかん、紙箱入りの素朴なパッケージも手作り感があっていいですね
posted by かめ忍者 at 06:00| 栃木 ☁| Comment(0) | 甘味処・スイーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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