奥武蔵俳句寺とも
2016年11月26日参詣
埼玉県飯能市南704 鎮座
武蔵野三十三観音霊場の33番札所
車一台が通り抜けるのがやっとの狭い道が、くねくねとカーブを描きながら、急斜面を登って行く。対向車が来たらどうなるだろうか? 超集中しながら竹寺に無事に到着
お寺の略縁起によれば、天安元年(857)、「最澄」の弟子、慈覚大師「円仁」が東国巡修のおりに、疫病の流行を憐れみ、当山を道場として大護摩の秘法を修し、仏像を彫り残した。以後、山岳信仰の道場として歴史を刻んでいる。(従って天台宗になります)
寺院ではあるが、いきなり鳥居が現れる。標柱には「牛頭天王 参道」の文字が刻まれていました。
この竹寺は、神仏習合のお寺として知られています。
明治維新の際には、標高490メートルという奥武蔵の深山にあったことと、修験道が盛んで神仏習合に寛容だった土地柄であったこともあり、神仏分離を免れたのだと云います。
ここは”奥武蔵俳句寺”としても知られ、境内には俳人の句碑が多くのこされています。また境内には樹齢400年「太田道灌」が植えたといわれる高野槙(コウヤマキ)も茂っています。また竹寺といわれるだけあって周辺には竹が多く茂っています。
トーテムポール
牛頭明王の像。平成4年に中国の人達から寄贈されたもの
銘板には天王ではなく”明王”とされているのは仏教の関係ですね。
観音堂
聖観世音が祀られており、武蔵野観音の三十三番結願寺
弁天堂
本地堂(瑠璃殿)
竹の鳥居
鳥居に茅の輪を潜って牛頭天王宮へ向かう
まさに神社の装い
牛頭天王本殿
本坊
予約すれば精進料理が味わえる。(予約はこちら→042-977-0108)
自然の恵みである薬草を素材とした薬膳ですが、春(3月〜6月)と秋(9月〜12月)、住職の法話をお聞きしながら楽しめるものです。
またぶらりと訪れた場合でも「蕎麦膳」を楽しむ事ができます。

授与品の数々
この場所にて庶民将来の御守りと御朱印を賜りました。
武蔵野三十三観音霊場の33番札所の御朱印
御朱印にも神仏習合の文字




