栃木県日光市の霧降高原
キスゲ平にニッコウキスゲを見に行ってきました
ニッコウキスゲが見ごろを迎えているんですよ。
ニッコウキスゲは朝開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花。
正式名は禅庭花(ぜんていか)だそうです。
小丸山の麓の駐車場から頂上まで標高差237m、1445段の階段が設置されている。麓に近い側は階段から離れて斜面の中を散策できる遊歩道も整備されている。途中に避難小屋とあるが、ここから階段は急登になる。
階段左手側の斜面にニッコウキスゲが群生しているのである。
かつて、ここは霧降高原スキー場だったが、2003年を最後にスキー場としての営業は中止された。リフトだけは夏の登山シーズンに、丸山、赤薙山ハイキング、女峰山登山のためにしばらく運行されていた。
リフトの下には、6月下旬〜7月初旬にニッコウキスゲが咲き誇っていた。やがて、リフトは老朽化のため(?)廃止され、それとともに鹿の食害、クマザサが増えて、一時期ニッコウキスゲは全滅しかかっていた。
リフトが廃止されたあと、小丸山頂上に上る木製の階段が整備され、それとともに、ニッコウキスゲを復活させるべく、鹿避けネットを設置したり、キスゲの捕植、クマザサの刈り取りを続けた結果、最近ではかつてのようなニッコウキスゲの群落が蘇ってきたのである。