2017年(平成29年)6月17日参詣
栃木県日光市足尾町5497 鎮座

説明板
「当社は、明治23年(1890)に小滝坑の山神社として坑夫により建立されたが、昭和町29年小滝坑廃止のさい、奉祀する三神を本山山神社に合祀した後、猿田彦神社の遥拝殿となった。
本社は勝道上人が難行苦行の末、庚申山奥の院に神霊を祀ったときに起り、今は三尊像を祀る庚申山荘内小祠が本殿である。」

「足尾温泉 かめむら旅館」が目印になります。

庚申山の中腹に鎮座しています。
国道122号線から庚申山方面に向かって行くのですが、道が狭く本当にあるのか不安になります。
最寄り駅は、わたらせ渓谷鉄道「原向駅」になりまが、徒歩は無理かと思います。

立て看板通りに神社に行くには、庚申川を渡ります。

山の中の温泉宿、かめむら旅館別館の裏手より進みます
足尾の松原にある別館で民家のような佇まい。客室は6部屋だそうです

神社らしき雰囲気がないので案内の矢印があると安心します

のぼり旗が見えてホッ

手水舎

鳥居

更に参道を進みます

狛犬


拝殿

拝殿内

本殿かと思いましたが拝殿の凸部かと

目を斜め上方に向けると本殿らしき社殿が

本殿
日光山を開山した勝道上人が庚申山上の巌窟に小祠を作り、「庚申ノ大神」として天津祖庚申猿田彦大神、地津主甲子大己貴大神、人津霊己巳小彦名大神、の三神を奉祀したのが始まりだそうです。
神道では庚申の神を猿田彦神としています。(庚申の「申」が、「猿」と結びつけられたものです)
残念ながら昭和21年、神社の旧本殿である百畳敷のお籠は野火により焼失してしまいましたが
現在は里宮遙拝殿だった銀山平に庚申山猿田彦神社として神事、社務事を執り行っているそうです
ここはまた、滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝」中庚申山怪猫退治の章で奇岩怪石、霊域の神秘を広く紹介される。

銀山平公園に隣接しています
キャンプ場、バンガローもありますので宿泊も可

足尾銅山の銀山平の案内板
明治24年(1891年)に、この地で銀が採掘されたのが名前の由来。
また、東洋一の大製材所を開設。足尾銅山の用材基地として最盛期には200人程が従事し、140戸の社宅を有したとある。

社務所にて御朱印を頂きました

御朱印(初穂料は¥500)