階段ピラミッドを建造したジェセル王(またの名をネチェリケト王)は、もう一つ前の第3王朝の時代の王です。
階段ピラミッドは、紀元前2680年頃の建造。
ここには、階段ピラミッドに加え、周壁や葬祭殿、列柱室などの建物が残っていて、ピラミッドコンプレックス(複合体)として残る遺跡を見学することができます。
神殿を巡って列柱室を色々見ましたが、ピラミッドが最古なら、この列柱室もここが最古。

下部は綺麗に修復されていますが
修復前はピラミッドの内部が
見えていたそうです
ピラミッドが建造される前、エジプトでは「マスタバ」と呼ばれる長方形の墳墓が造られていました
階段ピラミッドは、高さ8メートル、長辺63メートルのマスタバ墓をもとに、6段重ねられ、新しい「ピラミッド」という形の墳墓を作り出しました。
本来の正規の入り口は北側にありますが、内部入場ができる様になったのは反対側の南の入り口。
階段ピラミッドの玄室へ通じる入り口は、クフのピラミッドなどとは異なりピラミッド本体にではなく、葬祭神殿の中に入り口があり階段を降りて入場
ここは階段ピラミッド建設後約2000年後の第26王朝のサイス朝時代に掘られた「サイス朝の通廊」と呼ばれるもので、この入り口から通路が掘られ、奥にある大きくて深いシャフトに通じています
そして通路の奥へ。
階段ピラミッドの最初のマスタバは高さ8メートル、長さ63メートルの長方形のマスタバだったのですが、このマスタバの下に埋葬室へ通じる深さ28メートルの四角いシャフトがあります。
と言う訳で、その深いシャフトの下を覗いてみたのですが、最初想像以上に深くて、ちゃんと柵はあるもののちらっと覗いてひえーとなり、心を落ち着かせてからもう1度下を覗いてみました。
左手前は見えなかったのですが、左奥と右奥に他の通路へ続く階段があるのが見え、右手前側も階段っぽいものが見えて、階段ピラミッドの地下は迷路の様になっているらしいのですが、あちこちに通路が繋がっていて面白そうです。
地下にはエジプト考古学博物館やイムホテプ博物館に展示されている、美しいブルーファイアンスのタイルがあって、王位更新祭のレリーフもあるので、いつか見てみたいです。
posted by かめ忍者 at 20:57| 栃木 ☀|
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エジプト旅行記
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