2025年03月26日

屈折ピラミッド @ダハシュール

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ダハシュールにある屈折ピラミッドに行ってきました

ギザにある世界最大のピラミッドを建築したクフの父親・スネフェル王のピラミッドです。

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高さは105m、底辺は189mと、同じくダハシュールに築かれた赤いピラミッドと同じ高さであるものの、こちらのほうが年代が早いとされていて、途中で傾斜角度が変わっているのが特徴。

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上部が43度22分、下部は54度27分となっていて、これは製作途中に同時期に建造していたピラミッドが崩れたため、工法を変更したという説もあり、何かしら崩壊の可能性があったとされています

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他のピラミッドに比べて、周囲に覆われていた岩の化粧版が下部に多く残っていて、当時の雰囲気も見られるというのも独特。

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ピラミッドの角が欠けているのは、岩泥棒が多かったそう・・・?
風化により消滅したり、盗まれたりしたんだそう
しかしいつどこの部分が誰にというのは分かっていません。なにせなん千年もあるので、次第に失われていきました。

そういうあっしも・・・? (*`▽´*)ウヒョヒョ

posted by かめ忍者 at 20:17| 栃木 ☀| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月25日

メンフィス博物館 (エジプト)

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メンフィス博物館
メンフィスは、古王国時代の首都で、テーベ(ルクソール)に都が遷り、衰退したが、ペルシャ時代に復活し、ローマ時代には、アレキサンドリアに次ぐ第2の都市として栄えた。
そこにあるのが、メンフィス博物館。

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アラバスター製のスフィンクス像。
長さ10m。
1912年に発掘されたそうだが、エジプトで、一番保存状態がいいスフィンクスと言われている。
鼻やあごひげも綺麗に残っており、全体のスタイルも美しい。
これはハトシェプスト女王のものと言われています

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屋外展示

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メンフィス博物館、屋内展示場入り口

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メンフィス博物館内、ラムセス2世!巨大な石像
この対の像も保存状態が良く残っており
現在は大エジプト博物館にあります

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ラムセス2世の巨大な石像。1992年のカイロ地震で倒壊して足が破損、そのままの状態でメンフィス博物館で展示されることになった、とのガイドさんの説明。

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名前を変えられないように、体の各所に名前を掘るのだそう…

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綺麗な横顔

うつ伏せに倒れ砂に埋もれたため背中は風化しましたが

前面は綺麗な状態で見つかったそうです


場所は↓ここ

posted by かめ忍者 at 13:55| 栃木 🌁| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月20日

ジェセル王 「階段ピラミッド」

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階段ピラミッドを建造したジェセル王(またの名をネチェリケト王)は、もう一つ前の第3王朝の時代の王です。

階段ピラミッドは、紀元前2680年頃の建造。

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ここには、階段ピラミッドに加え、周壁や葬祭殿、列柱室などの建物が残っていて、ピラミッドコンプレックス(複合体)として残る遺跡を見学することができます。

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神殿を巡って列柱室を色々見ましたが、ピラミッドが最古なら、この列柱室もここが最古。

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下部は綺麗に修復されていますが

修復前はピラミッドの内部が

見えていたそうです


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ピラミッドが建造される前、エジプトでは「マスタバ」と呼ばれる長方形の墳墓が造られていました
階段ピラミッドは、高さ8メートル、長辺63メートルのマスタバ墓をもとに、6段重ねられ、新しい「ピラミッド」という形の墳墓を作り出しました。

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本来の正規の入り口は北側にありますが、内部入場ができる様になったのは反対側の南の入り口。

階段ピラミッドの玄室へ通じる入り口は、クフのピラミッドなどとは異なりピラミッド本体にではなく、葬祭神殿の中に入り口があり階段を降りて入場

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ここは階段ピラミッド建設後約2000年後の第26王朝のサイス朝時代に掘られた「サイス朝の通廊」と呼ばれるもので、この入り口から通路が掘られ、奥にある大きくて深いシャフトに通じています

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そして通路の奥へ。

階段ピラミッドの最初のマスタバは高さ8メートル、長さ63メートルの長方形のマスタバだったのですが、このマスタバの下に埋葬室へ通じる深さ28メートルの四角いシャフトがあります。

と言う訳で、その深いシャフトの下を覗いてみたのですが、最初想像以上に深くて、ちゃんと柵はあるもののちらっと覗いてひえーとなり、心を落ち着かせてからもう1度下を覗いてみました。

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左手前は見えなかったのですが、左奥と右奥に他の通路へ続く階段があるのが見え、右手前側も階段っぽいものが見えて、階段ピラミッドの地下は迷路の様になっているらしいのですが、あちこちに通路が繋がっていて面白そうです。

地下にはエジプト考古学博物館やイムホテプ博物館に展示されている、美しいブルーファイアンスのタイルがあって、王位更新祭のレリーフもあるので、いつか見てみたいです。

posted by かめ忍者 at 20:57| 栃木 ☀| Comment(0) | エジプト旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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